《MUMEI》
とんでも事件
「今のパスじゃなくてシュートだろ!!あんなのカットされて当然だ!」

『はいっ。』


今部活中。

広田に怒られた。

あと10分かそこらで終わりなんだけど、なんせ来月は中体連がある。

広田も…みんなも、そろそろぴりぴりし始める訳で。

それにしても…

疲れる。


「大島、お前もう少し積極的にゴール狙うようにしろ。センターにばかり頼るなよ。」

『はい。』


ピー!


練習終了の笛の音。

疲れているのは体力的にではなく、精神的に。

…と言うか頭?


「広田ってクラスでもああなの?」

稲田。

『そんな事ないよ、良い先生なんじゃないかな?今回も、怒られて当然だし。』

「へぇ、笑った顔見た事ねぇな。つーかお前また顔色悪いから気を付けろよ、じゃあな。」



良い教師だって、言い切っても良かったな。


体育祭後も、相変わらずの生活をしている。

授業中に宿題、塾の予習をやり、放課後は湿度と暖気の強い締め切った体育館で部活、その後に塾…

一つ違う点がある。



「一葉、やってきた?!てか今日範囲広くない?!」


塾だ。


『あ〜…うん、なんとか…。』

「そっかぁ、私まじ無理、しぬ。」


中体連で思い出の汗と涙を流す前に…

学期末テストがある。


「一葉!(笑)私より一葉の方がしにそう。」


塾にとっては、中体連なんてなんのこっちゃって話。

テストまで後10日前後。

広田は良い教師でも、例えるならバスケの事になると変貌する広田よろしくこっちの講師は鬼コーチだ。

当然、土日は皆無。




そんな折、思いがけない事件が起こった。

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