《MUMEI》

「どうしたの?」

二人の言い争いに起きてしまったのだろうか、ワカメが立っていた。

「あ…ワカメちゃん…大きな声をだしてゴメン…。

なんでもないんだよ…」

「そう…なんでもないよ…
今日はもう遅いから、早くおやすみ…。」

マスオは明日、命を奪うであろう義妹を優しくなだめた。

「………………うん。おやすみなさい…。」

ワカメは心配そうな顔をして寝室に戻っていった。

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