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《MUMEI》 「多分もうすぐ3時間目始まるよ?遊津先輩は行かなくていいんか?」 「新しい彼女の側に居たいな」 「また留年決定になるぞ」 「そうしたら、今度は翼ちゃんのクラスメートだね」 「…ヤダなぁ、2つ上の同級生」 「ほら、滝ちゃん。行くなら行く!行かないなら手伝って!」 安形先生が手を鳴らす。 「何を手伝えばいいんですか?」 「タイピング手伝って。滝ちゃんはパソコン得意でしょ?」 「報酬は1時間に一杯のお茶って事で…」 鐘が鳴った。 カチャカチャとキーボードを打つ音が2重に聞こえる。 翼は、ソファーに寝転んでぼーっとしている。 遊津に借りたiPodを聞いているが、知っている曲が殆どだ。 知らない曲を主に聞いている。 ほぼ全てが流行になった曲で、どこかしらで聞いた事のある曲ばかり。 前へ |次へ |
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