《MUMEI》
空を見上げて泣きたい
 銀也もバックを外に投げられて・・俺たちは校庭に行った。
 すると・・
「死ね・・死ね・・死ね・・死ね」
学校中で言っている。
「マジキモイから、学校来んなよ」
友祥のクラスの奴等が言う。
「お前等が・・友祥を傷つけたんだよッ!!お前達が友祥の未来を奪ったんだよ・・」
銀也が言う。
「友祥は・・・・優しくて・・人の何倍よりも思いやりがあって・・いい奴だったんだよ!!なのに・・お前等なんかに・・友祥の命を奪う権利なんかねぇ・・・!!」
俺が言った。
「「俺らは絶対許さねぇから・・友祥に謝れよ・・」」


 俺は許せなかった。あんないい奴他にいないよ・・。
 俺達にだってきっと、心配かけたくなかったから・・言わなかったんだよな・・。

 あいつ等のせいで・・・友祥は・・・・。
「涼哉・・・俺・・・・・友祥が・・いなくなって寂しいよ・・・」
 銀也は男泣きした。
 泣いたってどうにもならないって分かってたけど・・ただ泣きたかったんだ―。

 俺たち二人は空を見上げて泣いた―。

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