《MUMEI》
-あの夏-
「全部あなたのせいよ。何もかも、全て。お前さえいなければ、あの子だって‥‥


「‥ゆめ、か‥‥もうこんな時間か‥」

-バタン-

「‥」
「ヒカルっちおはよ-う!!!」
「ひかる寝過ぎぃ-!もう8時だよぉ!」
「おはよ、輝くん」

「‥おう」

「ヒカルっちが返事した-!」
「え?」
「アヤちゃん聞こえなかった!?おぅってアヤちゃんにゆったよ!」
「‥ゆっちゃわりぃ-かよ‥」

「だっていつも俺らは無視じゃ-ん!」
「してね-よ‥」
「は-いは-い、いつも莉奈もされてまぁ-す!」
「わかったよ‥」

「ッあヒカルっち聞いて!アヤってばピアノの先生になりたいんだってさ-!」
「一応、夢はね 笑」

「‥ピアノ、得意なの?」
「小さい頃から習ってて、少しだけね」

「そいやヒカルっちって、将来何になりて-の?」
「莉奈も気になるぅ!」

「‥俺は‥」

「俺は?」

「‥‥」
「デザイナーだよね!?ねッ輝くん」

「‥おぅ」

「アヤ詳しい-!よくわかったな-!」
「ちなみに莉奈はぁ、お嫁さ-ん!」
「誰のだよ!笑」

-カランコロン-

「良かったまだいた」

「綜二郎の嫁か!」
「ちッげ-よ!やだよこんなボ-ズ!」
「な、なにが?」
「黙れハゲ!莉奈は焼鳥屋なんてやんないからねぇ-!」

「‥へ?」

「つか綜二郎部活?俺居なかったの今知った!笑」
「莉奈もぉ!」
「わたしも」
「‥‥俺も」

「お-いみんなひどいよ-!」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫