《MUMEI》

3時間目終了の鐘が鳴った。
「お腹すいたー」
「じゃあ、売店行こうか?」
「ん。行く」
昼休みの保健室は、結構な人数が来るのだ。
「安形せんせー、ちわーっす」
「いらっしゃい」
「先生、お湯くれー」
「またカップ麺?栄養考えなさい!」
手を引かれて、保健室を後にする。
売店は2階の中央ホールにあるので、階段を上った。
「あと一段」
「んーわかっ、たぁっ?!」
「わぁっと!危ない危ない…」
一段踏み外して、危うく転げ落ちるところだった。
そんなこんなで売店に到着。
人で一杯だ。
「俺達、午後もサボりだろ?余ったやつでいいよな」
「うん。何が余るかな…何も余らなかったらどうする?」
「先生にせびる」
「…あはは」
とりあえず、人が少ないジュース自販機へ。
「何飲む?」
「んー、コーヒー牛乳。っと、財布は…」
「僕の奢り」
「へ?…ありがと」
100円を入れて、ボタンを押すと紙パックのコーヒー牛乳が出てくる。
遊津は缶コーヒーを購入。
10分もしたら、人がまばらになってきた。
「サンドイッチ詰め合わせとカレーパンとピーナッツバター食パンがあるけど」
「サンドイッチ詰め合わせ」
「じゃ、僕は食パン。お姉さん、コレください」
「250円よ」
「ありがとう。行こうか」
パンを受け取ると、さっさと翼の手を引いて保健室に戻る。

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