《MUMEI》

君を初めて見つけたのは図書館だった。

凄く夢中に本を読んでいて、しかも幸せそうで、目が放せなかったんだ。

でも、ある日気付いたんだ。

本を読み終わった後の君は凄く哀しそうな顔をしていることに…

だから、

守ってあげたいって思った。

君のことをもっと知りたいって思ってしまったんだ。

だから告白して、君が了解してくれたのが、奇跡みたいに嬉しかった。

「でさ、本を読んだ後、どうしてそんなに哀しそうな顔してたの?」

「…それはね、本読んでる時は幸せなんだけど、読み終わると何か現実に引き戻されたみたいで、凄く哀しくなるの。現実ってあまりいいことないから…」

そう言って、彼女は凄く暗い顔をした。

多分過去に辛いことがあったんじゃないかとは、思ったけど、聞かなかった。

聞いたら、いけないような気がしたから。

だから変わりに、自分が幸せにしてあげたいって思ったんだ。

過去を忘れるくらいに…

「ねぇ、弘樹は何で私なんかと付き合おうと思ったの?」

「浬砂が、何か辛そうだったから、守ってあげたいって思った。」

「ごめん…私ってそんなに辛そうだった?」

「うん。辛そうって言うか寂しそうだった。」

「そっか…確かに当たってるかも。でもね、今は寂しくないよ。弘樹が傍に居てくれるから。」

「俺も、浬砂が居てくれて幸せだよ。」

―チュッ

甘い空気に流されるように、自然とキスをした。

「あっ、…はっ……んっ」

浬砂が息をした瞬間に舌を忍びこませた。

―ビクッ

少し驚いて体を引きかけたのを、俺は頭の後ろと腰に回していた手で引き寄せた。

逃げようとする浬砂の舌を吸い上げると、浬砂の膝が限界だったらしい。

倒れそうになる浬砂をお姫様抱っこをして、そのままベッドへと運んだ。

少し震えているのを気付いたが今更我慢などできるはずもない。

額に優しくキスしたあと、また唇へとキスした。

深く口漬けながらシャツを脱がし、ブラのホックを外した。

「やっ、恥ずかしいよこんなの。」

「大丈夫。めちゃくちゃ綺麗だよ。」

そう言って俺は、あらわになった浬砂の胸を揉み始めた。

乳首を優しく摘んだり、強く摘まんだりを繰返した。

「あぁんっ、はっ…」

―ビク、ビクッ

空いている左手で下着の中へと手を伸ばした。

そこはじっとりと濡れていた。

中指を曲げて、そこを割った。何度も指を出し入れすると、そこはさらに濡れてきた。

「あっ、はっ、あぁっ―」

そして慣れたところへ自分のモノをあてがった。

「いっ、あっ、はっ」

腰を激しく揺すると、卑猥な音と浬砂の声が部屋中に響いた。

「愛してる。」

そのまま、深い眠いについた…



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