《MUMEI》

病院で、まさかレイと出くわすだなんて思わなかった。



「何処ほっつき歩いてたのよ、不精髭不潔!」

髭をぞりぞり触られた。

「……うるせー。」

「食べてる?前より痩せたみたい。」

レイの声を聞くと、安心してしまった。

家に帰ろう、大学に行ってみるか……、なんだかもう逃げ回るのは面倒臭い。

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