《MUMEI》
降り立った場所
宿屋の外へ飛び出したリツはすぐに鬼兵達のど真ん中に降り立った…

「……どうしよ…やばい所に落ちちゃったな〜」

「なんだ貴様」

「なんだってなによ!」

「うるさい!そいつを捕まえろ!」

鬼兵達は一斉にリツに飛びかかった

「近寄らないで!」

リツは指輪を薙刀に変えて近寄って来た鬼兵をふたつに切り裂いた…

……ドシャッ……

リツの周りには上半身と下半身に分かれた鬼兵達の死体が散乱していた…

「こんな人間がいるなんて聞いてないぞ…」

一人の鬼兵が呟いて後退りした

それに続いて何人もの鬼兵が逃げようとし始める

すると逃げた鬼兵の一人がなにかにぶつかり振り向いたそして…首が地面に落ちた…

「逃がさない……」

そこには血で真っ赤に染まった鎌を持つザルエが立っていた……

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫