《MUMEI》

「あの、よくわからないんだけど、ここ、御剣君の家なの?」

『そうじゃ』

御剣君のかわりに、隣の金色の女の人が答えた。

そして…

『今日からは、そなたの家でもあるぞ』

と続けた。

「え?…」

その時、御剣君の足が止まった。

他の四人の足も止まる。

「後は、母上から説明がある」

御剣君がそう言うと、部屋の前にいた二人の女の人が、障子を開けた。

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