《MUMEI》

「全然疲れない。」



その時だった。


「いやー!助けて!」


女の子の声が聞こえた。


俺たちが進んでいる方角から聞こえた。


『あっちの方からだ。』

「あぁ。」


「うん。」


テンア以外は走って向かった。


なぜ行く?


テンアは疑問を抱えたまま追いかけた。

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