《MUMEI》

「ンッ…」




深いキスをしてから、首筋を唇で辿りベッドに押し倒す。




「…分かった?」




「うん、出かけないの?」



「出かけるよ、その前にベッドが確り組み立てられたか安全確認しなくちゃ」



「もう!…ぁっ…」

やっぱ一緒にいるとあんまり話出来ねー。




この熱い肌をひたすら求めてしまう。




すると洗濯機が脱水に変わった音になった。




抵抗どころか裕斗も俺を全身で求めてくる。



無我夢中でキスをしながら肌をまさぐり腰を進める。





「アッ、ン――ッ!」



「ベッド大丈夫だな…」



「バカ!俺に集中してよ!」



涙目で俺の腰に脚を絡みつかせてくる。
「ハハッ、ベッドなんかに妬いてんじゃねーよ、俺ン中お前でいっぱいだって、あ、裕斗の躰ン中は今俺でいっぱいになってるけど」



「バカ!バカ!ふざけた事言われるとイけねーじゃん!」



「それは大丈夫だ、裕斗がイくツボはよーく心得てる」



「アッ!アッ!、も、あぁーン…」




片足を肩まで担いで根元まで繋げ、キスをして腰を押し回してやれば、ほら!



「アあッ!くる、ああん、イッちゃうーッ!もっと速いのしてーッ!」



昨夜痛めた背中に爪がまた食い込む。


一瞬激痛が走ったがグッと堪えて。



「もうイく?イけ、ほら、ハッ…」

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