《MUMEI》

義父さんは必死の形相で僕らを睨みつけている!

その口に猿ぐつわをはめ、義母さんと一緒に茶の間の押し入れに詰めこんだ。



いったい僕は、なにをしているんだろう…?

こんなことをして…



僕は迷いを断ち切るように首を横に振った!

もう後戻りはできない…。

もうすぐカツオ君やワカメちゃんが帰ってくる。


僕は台所からギラギラ光る刺身包丁を持ちだした。

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