《MUMEI》

「じろーいたー!」

七生が入って来た。
一人で二人分の煩わしさだ。

「七生、先に帰っててって言ったのに!」


「そうだっけ?」

忘れてたな!


「内館先輩こんにちは。」

佐藤は挨拶を欠かさない。

「おーす、佐藤。もうじろー持っていっていいよな?」

〔持って行く〕だと!物扱いかよ!

「あ……はい。」

佐藤を背に連行されてゆく。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫