《MUMEI》

「…っ…」

「感度いいね…意外と、あるし」

明良さんは、嬉しそうに、私の胸を…揉み始めた。

(や、め…)

その時ー

私は、無意識に、明良さんの体を『左手』で押した。
すると

「うわぁ!」

明良さんの悲鳴が聞こえ、私から、重みと明良さんの姿が消えた。

「な…に?」

起き上がった私が見たものは…

部屋の壁に叩きつけられた明良さんだった。

「う…」

明良さんは、頭を押さえながら、うずくまっていた。
(今のうちに!)

何が起こったかわからないが、私は部屋を飛び出した。

翔子さんの部屋はわからないから

とにかく外へ出ようと思った。

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