《MUMEI》

僕は子供部屋にランドセルを置こうと扉に手をかけた。


すると足元に何か模様がついているのに気がついた。



これは…血…?




その模様は廊下に点々と滴り、茶の間のほうに続いていた。


「ワカメ…?

怪我でもしたのかい?」



僕は心配になって子供部屋の扉を開けた。

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