《MUMEI》

『…なんでだ!?』



説明の途中で、椎名くんが突然大きな声を上げた。



「…へっ!?な、何が!?」


『…蓬田、お前んちってもしかして―…』


「おうち??―えっと、櫻木商店街のすぐ近く、だけど―…」



私が答えると、



『…まじかよ!?
―…ちょっと待ってろ!!そこ動くなよ??』


「へ!?何??ちょっ―…」



ツーツーツー…



椎名くんは一方的に電話を切ってしまった。



…一体、どうしたんだろ…

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫