《MUMEI》
居心地悪い
教室を出ると、のんちゃんは小川君たちと同じ輪に入って試験について話をしていた。



ゲッ、小川君!?



ちょっと、の、のんちゃん勘弁だよ〜




そんな私の気持ちなんて知らないのんちゃんが私を呼ぶ。


「ミキティ〜こっちこっち!!」


呼ばずにのんちゃんが私のとこに来てよ…


「どうやった?私なんて問題見た瞬間に棄権て書いたったぁー。あんなん無理!絶対に書けへんわ」


のんちゃんが自分の話を面白おかしく話してるけど…

私は居心地が悪い。

小川君も同じ気持ちでいるようだ。



逃げ出してしまいたい…そう思っていたら鈴木が現れた。

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