《MUMEI》

『いいえ、主』

晶は笑顔で首を横に振った。

「名前をやっと付けたのか。
それにしても、…この服は?」

神君が、晶の姿を見つめたので、私は慌てて説明した。

神君は『そうか』とだけ言った。

そして、私達は食事をとるために、『守護神専用の食堂』に移動する事にした。
ここに運んでくれると言われたが、私は今までお世話になってしまっていたし、それを断った。

神君は、私のいた部屋を見つめて呟いた。

「一体、『これ』とは何だ?」

彼の視界には、私が指差した『紫』の光は見えていなかった。

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