貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》
別れ
あなたは今私のそばにいる。           なのにあなたは距離をおいて私のそばにいるように思える。         もしかしたら別れを今から私に告げるのだろうか?
なぜ今の私は冷静でいられている。
もしかしたらあなたのことを失っても私は恐くはないのだろうか?
それかいろんな人と付き合いすぎて麻痺になってしまっているのだろうか?
ただ、今のこの空気が続くのだろうか?
早く終わりにしてほしい。私は彼の顔をながめていた。
少し私の顔を見て、ため息をついた。
それから話はじめた。
「別れよう」
そらきたかと思い、私はその場から離れようとしたが、彼が私の手をつかんだ。「なに?」
私は彼をみた。
「どこ行くんだよ?」
「別れるんでしょ?何があるの?」
彼はまだ私を見つめていた。
何か言いたそうだが私の手を離し、私から視線を離した。
「いい?」
そう言い、私は彼のそばから消えた。
淋しい気持ちもなにもかもなかった。
ただあったのが私はこれは恋ではなかったような感じはしたし、別れはこういうものだと思った。


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