《MUMEI》
six
 俺達、6人はずっと一緒だと思ってた。
 でも、少しずつ、少しずつ俺達は離れていった。
 何故だろう?あんなに仲が良かったのに。
 
 友祥が死んで・・俺等がいじめにあって・・・・・・・色んなことがあった。それでも・・綾も優も燐も銀也も俺も仲がいいままでいられると思ってた。


「燐、待てよ・・!!」
「・・・・」
 銀也と・・燐だった。

「燐・・お願いだ・・・・奏也(そうや)だけは・・やめろよ・・・」
「やめろって・・・・銀也に関係ないじゃん!!」
「でも・・・・」


「綾・・・、燐から・・話聞いてる?」
「・・・・ぅん・・・」
「俺に聞かせてくれないか・・・」
俺がいった。
「燐の付き合ってる人が・・奏也だったから・・・」
「奏也って?」
「知らないの?銀也の双子の兄弟・・・」
「え・・・」
「銀也は・・・・・・燐が好きなんでしょ??」
「あぁ・・・・」
「じゃあ・・・・見てられないよ・・燐の姿・・・・」
「燐がどうしたの??」
「奏也って人と付き合ってるんだけど暴力振るわれてる・・・・・」
「暴力・・・・?」
「前・・腕に青あざがあった・・・・」
「奏也・・・・が??でも・・なんで・・別れないんだろ・・・」
「燐・・別れられないんだよ・・・別れたら・・何されるか・・・」
「じゃあ・・俺が・・・」
「涼哉だって何されるかわからないじゃん・・・」
「でも・・・燐が・・・」
「涼哉は行かないで・・・・・・・・」
「何で・・・」

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