《MUMEI》

(何か、やらしくない、ここ?)

着替え始めた私は、もう一つの『跡』を見つめて、赤くなった。

『三日分ですので』

そう言って、晶は

『心臓に近い場所』

からも血を吸った。

つまり…

私の、胸…から。

ここは、滅多にしないと言われて安心したが、

胸を見られて

私はかなり恥ずかしかった。

私は、着替を終えると、自然とため息をついていた。
(とりあえず、これからは、鉄分が必要よね)

『栄養』を与える度に、貧血になるようではいけないと、私は思った。

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