《MUMEI》

マスオさんと僕は、茶の間の押入れの前に立った。

この中には伯父さんと伯母さんが詰め込まれている。



ガラッ…!

マスオさんが押入れの戸を開けた!



ズルッ…ドサッ…

すると中から白い割烹着に包まれた物体が滑り落ちてきた。



生気が失せて、白目を剥いて、口から泡を吹いている…





…フネだった。

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