《MUMEI》

「誰かに家の中を見られてはマズイ。

ノリスケ君!カーテンを全部しめてくれないか。」

マスオさんは僕に命令して、伯父さんを玄関に引きずっていった。


僕は大急ぎで茶の間と台所…そして子供部屋のカーテンを閉めた。


僕が玄関に行くと、ちょうどマスオさんが車のトランクを閉めたところだった。

中に伯父さんが積まれていることは容易に想像できた。



「多摩川まで飛ばすよ!

早く乗って!」

僕は助手席に乗り込んだ…。

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