《MUMEI》
良し
「佐藤?」


二、三回呼び掛けて頬を叩いてやった。
やばい、気絶したか?

顔を覗き込むと佐藤は前のめって来た。



ガタガタガタガタ

本日二度目の椅子転倒だ。



いってぇ。


流石に男子一人分の体重によっ掛かられれば倒れてしまう。

倒れたとき肘で受けたからかなり痺れた。
でも、頭と背中は衝撃から守れて良かった。




俺は意外と冷静でいられているようだ。



佐藤からベロ入りチューをされているのに。

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