貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》
夢 2
「はーい!」
空音が返事をすると、
家族たちはどこかへ向かおうとしていた。

(少しくらい待ってくれてもいいのに…)
そう思いながらも空音はその方向へ行こうとした。
すると、後ろからカサ、カサ、と誰かが歩く音がした。
空音は気になったので、後ろを向くと空音と同い年くらいの一人の女性がいた。
紫のような色の着物を着ていて、空音と同い年くらいとは言え、纏う雰囲気が随分と大人のような感じがした。
髪の毛が邪魔して顔がよく見えない。

(……誰だろ)
すると、その女性は何かに気が付いたかのようにこちらを向いた。
しかしその瞬間、先ほどからふいていた風が、さらに強くなった。
葉っぱや髪の毛が空音の視界を覆う。

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