《MUMEI》

瞼の下ろすのを確認する。
なんつー無防備な顔をしておる……。


「なあ、何?」

不審がって、薄目を開け始めた。

「綴喜……名前で呼んでくれる?」

「つづきとか、ゆーな……」

「名前で呼んで、一緒に唇を重ねるのが最強なの。」

「冬磨にとってな……?」

ばればれか…………しかし、初めて名前で呼んでもらえた!



微妙な動きでどういう角度に重なるかさえ読める。

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