《MUMEI》

「俺はラケル。お前の記憶を全部消した。全部戻すのには時間がかかるから、必要最低限の記憶だけ、戻した。」

悪魔はそう言うと、暗闇の中へ、消えていった。



流紫亜は何故か泣けてきた。

どうして自分は、記憶を消されたのだろう。

自分は今までどうゆう生活を送って居たのだろう。



仕事の内容と人間として暮らしていた記憶しかないんだ…。

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