《MUMEI》

「ってゆうお話し。」



「お姫様は人形見たいになってどうなっちゃったの?」



「そう。このお話しにはまだ続きがあってね。このお姫様は人形見たいになったまま、死んでしまうの。」



「えぇ!?死んじゃうの?」




「ちょっと待ってよ。まだ続きがあるんだから!」

「なによ。」


「それでね。100年後、ある貧しい家に生まれた女の子とお城の王子様が出逢うの。」


「それでそれで?」



「それで、二人は顔を見た瞬間に、涙をこぼしたの。そして100年も前に自分逹は確かに一緒にいたと言う事を思い出したの。そしてめでたく二人は結婚しました!」


「じゃあ、ドラゴンは王子様に生まれ変わっていて、お姫様は貧しい家の女の子に生まれ変わっていたのね」

「そーゆう事。」



私が大好きなおとぎ話の本。


小さい頃、私が幼馴染みの男の子からもらった本。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫