《MUMEI》 海斗「沙那。居るかぁ?」 ゴンゴンと窓を叩きながら叫ぶ、幼馴染み。 「海斗。窓から入ってこないでって言ってるでしょ!」 庭の樹から窓へよじ登ってくる奴。コイツが噂の、本をくれた幼馴染み、三浦 海斗(ミウラカイト)。 ……で、私の名前は、桃花 沙那(モモカサナ)。 「沙那。まだその本持ってたの?」 海斗は私の机の上に置いてあった、あの本を指さして言った。 「あぁ。今日、りっちゃん(友達)が来てたから。」 私はスクッと立ち上がり、本を手にとって、再び座った。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |