《MUMEI》

店から追い出された俺らだが・・・

『おぉ〜い柴田ぁなんつぅ事してくれた訳?』

『・・・天ぷらうどん・・・』

『天ぷらうどん?・・・それがどうした?』
『いいから着いて来いってぇ・・・』

俺はおとなしく柴田についていった。

『ここだ・・・』

駅・・・?それになんだぁ?あの、お化け屋敷みたいな建物は・・・?

『ここの天ぷらうどん・・・食ってみろ!』
『立ち食い屋かぁここ・・・?』

それにしてもここのオヤジ・・・ヤバイ面してんなぁオイ・・・でも、いつできたんだ?ここの立ち食い屋・・・う〜ん・・・とにかく食ってみっか・・・天ぷらうどん・・・

『オヤジさん、天ぷらうどん・・・』

『へぃ・・・』

なんだよその気味の悪い笑みは・・・ん・・・天ぷら揚げてる・・・市販の安っぽいヤツじゃないんだぁ・・・
なっなんだよ・・・いまさっき味噌ラーメン食ったばっかりなのにまぁ〜た腹へってきたじゃねぇかよ・・・

『・・・おまち・・・へへっ』

『あっ・・・あぁっどうもっ』

うぅ〜わぁ〜!本格的じゃんかよこの天ぷらうどん!!

うん・・・天ぷら・・・最高じゃねぇかオイっ・・・スープいってみっか・・・

『これは・

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