《MUMEI》 ------------------------------ 車は二子玉川にほど近い河川敷に到着した。 「GO!ニコガク!GO!」 どこかの高校のガラの悪い野球部員が、掛け声をあげながら土手をランニングしている。 マスオさんと僕は、その野球部員達をやり過ごした。 「行ったかい?」 「はい…マスオさん…」 「よし。行こう!」 マスオさんはトランクを開け、中から伯父さんを引きずり降ろした。 前へ |次へ |
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