《MUMEI》

私は先程と同じように

津波を

水の『青』の中心を斬った。

『主!』

二つの刃を作り出し、体力を消耗しすぎた私を、人型になった晶が慌てて支えた。

「もう、大丈夫、よね?」
『はい』

(良かった)

透を守れた。

私は、安心して

晶の腕の中で、意識を失った。

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