《MUMEI》 晶はそれを見逃さず、一気に私のズボンと、下着まで、下ろしてしまった。 私は、恥ずかしくて、それを元の位置に戻そうとしたけれど。 晶に濃厚なキスをされて、身動きがとれず、結局下半身を裸にされた。 『生き血では、間に合わないのです。』 晶は、私から唇を離した。 『それに、甘く芳しい主のこの香りが… 上の口から頂くこの甘い水が…』 晶がそう言って、私の口からこぼれた唾液を拭い、自分の口に運んだ。 「や、そこ、駄目…っ…」 晶の手が、指が、私の中に入ろうとするから、私は足をぴったりとくっつけた。 『下の口から出る甘き蜜が… そこに入る事で得られる最上の精気が、必要なのです。 もし、今夜私と主が回復していなければ…』 (いなければ) 何かあるのだろうか。 そして、晶は『当主に言われた言葉』を私に告げた。 「嘘、…でしょう?」 私は思わず力が抜けてしまった。 『いいえ。 当主は確かに言いました。 私と主を引き離し、主をケダモノ共に あの、三人の『守護神』に与えると』 晶はそう言って、私の足を開いた。 「嫌…待って、晶」 『お許しを、主』 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |