《MUMEI》
一人ご飯
いい加減、実家も飽きた…。そろそろ京都に戻ろうかな…。



思い立ったが吉日。
美樹子はすぐに荷物をまとめた。



「お母さん、今から京都に戻るから駅まで乗せていってよ!」






母親に文句を言われながら、その日の夕方に京都に戻ってきた。



鈴木に電話してご飯でも誘っちゃおうかなぁ〜


「もしもし、私!京都に戻ったよ。今晩ご飯食べに行こうよ〜………え?ダルい?ちょっ…もぉー最低」


鈴木が私と遊んで欲しいって言ったくせに、何様よ〜
相変わらず腹が立つ!!
せっかく戻ったのに…

アイツの言う男女の友情ってこんなもん!?

私はすごい存在って言ったくせにぃー


ていうか上手く言いくるめられたんだ…私…






せっかく戻ったのに…


ご飯どうしよ…


一人で…マクド…行くか…




こんな時に彼氏がいれば寂しくないのに…

大ちゃん…何してるかな。

私に会いに京都に来たりして…なんちゃって、もう私って妄想ばっかで嫌になる。



この際、バイトでも探すかぁー。よっしゃー!

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