《MUMEI》 風俗嬢凛香ぷるるるる 俺の携帯は一時間に5回はなる。常にだ。 「もしもし?凛香?どうしたの?」 凛香だ。彼女は同じ歌舞伎町で働くナンバー1風俗嬢だ。 「蓮?今からいってもいいかな?暇なのー今日火曜日だし客まったくでさ」 「凛香がめずらしいねー!もちろん!まってるよ!」 凛香とは同じ歌舞伎町で俺と同じ18で東京にでてきた。お互い水商売でかれこれ6年の付き合いになる。 「やべ、真由用に髪セットしてきたから、かえなきゃな。」 俺は太客(自分が担当している金をよく落とす客)によって髪型や雰囲気、時にはスーツをかえる。 今日は真由用に落ち着いた感じにしてきたからトイレにいき、急いで髪を立てる。 おれは茶色すぎないアッシュ系のくすんだベージュ色の髪に長さはホストにはめずらしい短髪だ。どちらかいえば甘い顔がうり。 凛香はつんつんした髪型でワイルドなアクセサリーを好む。 「準備オッケー」 前へ |次へ |
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