《MUMEI》

「つまり、まとめると…頭脳明晰、運動神経抜群、気配りができて、空気が読めて、容姿端麗、几帳面、家事ができて、かわいい笑顔をして、浮気を絶対しない、優しい人。」


なっ長いな…。

自分で言っておきながら、探し屋が読み上げた自分のタイプにぞっとした。

少女漫画じゃないんだから、こんな完璧人間いるはずがない…。

「ごめん、探し屋。調子に乗りすぎた。」

「そうだよ!こんな人見つけるの大変じゃないか!」

「…探し屋、こんな人いると思ってるの?」

「まぁね。」

飴を口の中で転がしながら、探し屋はぼんやりつぶやいた。

「ありえないから。こんな人いるわけないよ。」

「分からないよ?世界は広いんだよ?」

「でも…。」

「まずは信じなきゃなにも始まんないでしょ?」

「…うん。」

「じゃあ決まり!まずこの条件に合う人探してみるよ。だから今日は帰ってくれない?」

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