《MUMEI》
大家さん
「なんでここに居るんだよ…。」


床にねっころがって、持参した雑誌に向けていた目を上げて、つったっている探し屋を見た。





私はあれから、毎日と言っていいほど探し屋の家に来ている。

理由は簡単。
『暇』

それに探し屋が私の仕事をちゃんとしてるかどうかの監視もかねて。


「狭い部屋が、余計狭く、暑苦しくなるよ。」

とブツブツ文句を言って、一人扇風機の前にあぐらをかいて扇風機をひとりじめしていた。

この人の頭の中には、レディーに対する心遣いも備わってないみたいね。

ほんとにもう!

暑くて、雑誌でパタパタと扇いでいると


ピーンポーン


チャイムが鳴った。

チラリと探し屋を見ると、全く動く気配がない。

つまり私が出ろと?

はぁとため息をつき、のろのろと玄関に向かった。


「はーい。」

私は玄関のドア開けた。

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