《MUMEI》

家に帰る。
俺の家は客からもらったタワーマンションの18階。2LDKリビングは28帖とかなり広い。

ポツリとある白いソファーに座るとどっと疲れがでた。

「ふうー。今日は色々あったなあ。。。。」

俺も昔色々あったなあ。


泣いたこともあったな。
先輩ホストにぼこぼこにされたこともあった。


「凛香あの傷で仕事できんのかよ。。」


ぷるるるっ
優輝さんから電話だ!!


「お疲れさまです」


「お疲れさまじゃねーよ!お前大丈夫か?大変な事なってるじゃねえか!!!」

「なんで知ってるんすか?」

「なめんな!歌舞伎町は俺の庭だ。知らん事などない!」

「すみませんでした!!」


「何もなかったならいい。凛香ちゃんにも無事でよかった。」

「明日、見舞いいきます!ちょっと心配なんで。」 


「やけに優しいな。プライベートでお前が、、、さては」
「違います、惚れてません。優輝さん。いい加減にしてくださいよ!」 

「ならいいがな。気をつけてな。」


まったく。。優輝さんは すごい人なのにたまに天然だ。。


明日は同伴やめて凛香の病院に行こう。

俺はそのまま眠ってしまった。

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