《MUMEI》

そんな美樹を三人はポカンと見ていた。


「な、何?私もしかして、何かマズイ事言った!?」


それに気付いた美樹は、自分が何か失言したのかと思い、慌てた様子で訳を聞く。


「いや、そうじゃないけど…。」


司は違うと否定はするが、まだ固まったままだ。


「ただ、私たち美樹の推理に圧倒されちゃって…。」
「だよな。俺もその事について色々考えてたけど、美樹みたいな考え出て来なかったもん…。」


三人は口々に「凄い」を連発した。
美樹は何だか恥ずかしくなり、無理矢理話を元の話題に戻した。


「ほ、ほら!こういうの何て言うんだっけ?お互い同時に物事が起きること…」


「……シン‥クロ?」


しばらくの間の後、優香が怖ず怖ず答えた。


「そう!それ!思うに、洋平くんが井上君に触れた事で、二人の視覚がシンクロしたんじゃないかな?」

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