《MUMEI》
家飲み
店を出て、のんちゃんと小川君がさっさと帰ったので、鈴木と二人で取り残されてしまった・・・

あんな風にお開きで、なんか鈴木と気まずい・・・




「どうする?」


鈴木から先に口を開いた。


「え?どうするって?」


「だから、二人で二次会する?それとも帰るかって聞いてんの」


もしかして・・・さっき失礼なこと言ったて気をつかってるのかな・・・


「気ィ使ってんの?やめてよ、全然気にしてないし!」


うそだ。
実はショックなんだから・・・


「別に気なんか使ってねぇ」


あ、そうなんだ・・・
そうよ!私のこと、そんなに考えるわけない!


「私は帰ろうかな・・・」


「つまんねぇ女」


また否定するぅー


「どうせ私は色気がないですから」


「執念深いなぁ」


誰のせいだと思ってんの!?


「じゃ、家飲みにしようぜ!」


「どこの家?」


「お前んち」


!?


「えぇーーー」


ま、まじで!?!?


「そうと決まったらコンビニで酒の買い出しだぁ!」

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