《MUMEI》
いただきます
「史ノ乃くんは学校に何をしに行くのだ?」
「色々だよ。勉強とか友達づくりとか」

「それって楽しい?」
「うん、楽しいよ」
「それなら私も学校に行くのだ!」

 みかんは天高く両手を突き上げ声高々に宣言した。着いてくると言うが、突然空から落ちてきた身元不明の発光少女をどこの学校が受け入れるというのだろう。
「みかんさん、勉強道具もないし、制服も来ていないじゃん。転校手続きとかもしなきゃならないし」

「制服は間に合わなかったことにして、勉強道具は史ノ乃くんのを借りるのだ」
「そんなことで大丈夫なのかな……」
「大丈夫なのだ!」

 自信満々に大丈夫だと言って、みかんはセミロングの髪を払った。
 大丈夫って、なにがどう大丈夫なんだろう?
「それじゃあ早く学校行くへ行くのだ!」
「う、うん」
 
 
 学校に着いた史ノ乃とみかんは職員室を探して校舎を歩き回っていた。職員室は二階だとは聞いていたのだが、なかなか見つからない。
「あれー? 二階のはずなんだけどな」
「史ノ乃くん迷ったのだ」

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