|
《MUMEI》 いただきますツインテールの少女の言葉の意味は、案内された教室で知ることになった。 「転校生の一条史ノ乃くんと、苗字はなんだっけ?」 若い男の先生が苦笑いを浮かべみかんを見る。転校初日とはいえ、生徒の名前忘れてしまったと思っているのだろうが、みかんは最初から苗字など言っていないのだ。 さてさて、みかんさんはどう返すのかな? 「神代なのだ! 神代みかんなのだ!」 みかんの意気軒昂な姿にちらほらと笑い声が上がっている。 なかなか好印象なようだ。 「そういうわけだから、みんなよろしくしてやってくれ」 「はーーい」 田辺渉先生に空いてる席を教えてもらう。みかんの予期せぬ転校に急遽机と椅子が運び込まれたらしい。みかんは奇妙なステップで駆け出し、窓際の席を陣取った。史ノ乃もその隣りに腰掛け、周りの生徒に挨拶をする。 「よろしくお願いします」 「気軽に気軽に。僕は西尾まこと。よろしくね」 「あ、はい。こちらこそ」 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |