《MUMEI》
後悔
(さぁ…今日の春川の行動をパソコンにつづらないといけないからそろそろ帰ろうかな…)
開きっぱなしの窓をおいていた場所を去ろうとする。
「やぁ……、
神崎聖葉(セイバ)君。
……いつもいつも、俺の観察、ご苦労様。」
「……え?」
一瞬耳を疑ったが、やはり、春川の声らしい。
逃げようとするが
怪しい黒い瞳が僕を捉えて放さなかった。
そんな僕の様子を見て
春川の顔が気のせいか、笑っている様に見える。
多分、て言うか絶対に今、僕にとって最大の危機が迫っているのだろう。
すでに神崎足は竦んで、今にも倒れそうだった。
「ねぇ…君、この俺に何の用?」
え?
なんの用って…
聞かれても、僕もそんなの知らないんだ…
……本当に…。
頭のなかが真っ白になり、額にはすでに、冷や汗が吹き出ている。
この職業に決めて、初めてこの仕事が怖いと思った。
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