《MUMEI》
楽しかったですよ
***

「どうしたんですか、メイランさん?」

「水晶の予言じゃ」

その予言が

何なのかは

分からなかったけど

悪い事じゃないみたい。

「ね、ラテ。それで、それで?」

「それで、僕はルカさん達とアルティナ最北端の町といわれるロルスヘルムへ向かったんです。岩だらけの地域や山脈を越えて、何日も歩きました。色んな人達と出会って、危険な事にも何度か遭遇したりしながら──ようやくその町にたどり着きました」

「どうだった?」

「楽しかったですよ」

「冒険の後はどうしたの?」

「シャイリィタウンに戻るルカさん達に付いて行ったんです」

「それでラテはここにいるんだね♪」

「はい。仲間達が、僕の居場所を作ってくれたんです」

***

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