《MUMEI》 ありがとうございました*** 「また来るね、バイバイ♪」 女の子は 満面の笑顔で 僕に手を振った。 そして 扉を引いた。 「ありがとうございました」 僕は お辞儀をした。 女の子は もう一度振り返って 僕に笑いかけた。 それから ゆっくり 扉が閉まった。 僕は 暫く扉を見つめた。 「済まんラテ、窓際のお客さんに注文を取りに行ってくれるか。」 お皿を持ったルカさんが 僕に話しかけてきた。 「はい」 僕は答えて 窓際のテーブルに走った。 *** 前へ |次へ |
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