《MUMEI》
氷帝
死界、死都教会死十の間

「カトール様!」

ルミナは鬼のような形相でそう叫んだ

「ルミナ嬢…そう叫ばなくても」

「叫ばずにいられますか!」

「ルミナ…どうかしたのかい」

「ベルアス様…先日カトール様が鬼兵達について行きザルエ達と接触した後…何もせず戻って来た…と言う事なのです…拘束する事もできたのでわないでしょうか!」

「ルミナ、あまり熱くなってわいけないよ?冷静な判断が君の良いところなんだからね?」

そう言ってベルアスはルミナに微笑んだルミナは少し頬を赤らめた

「はい」

「でカトール殿それは本当の事なのですか?」

「あぁ」

「カトール殿…貴殿も地に落ちた物ですね…氷帝と呼ばれた貴殿が敵前逃亡とは氷帝と呼ばれた時の忠誠心はどこに行ったのですか!」

「クルノ…貴殿の言う通りかも知れませんな……」

そう言ってカトールは考えこんでしまった…

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