《MUMEI》
ジェラシー
バイトが終わってから家に帰るまでの間、リナさんの友達と鈴木のことを考えていた。



いつの間にそういう出会いがあったんだろ…

しかもすでに終わった関係だなんて…

私なんて4月から知り合いなのに、何の進展もないんですけど…

ま、所詮は友達止まりなんだよね…私は。

なんか少しジェラシーなんだけど!

ていうかタツヤって誰?

あー、もうイライラする。


ていうかー、鈴木は私の彼でも何でもないんだからー!!


自分に言い聞かすように強く思ったものの…


でも、なんか腹立つ!!





家に帰っても、なぜか気持ちが落ち着かず携帯の電話帳を一人ずつスクロールしながら見る。




そして手が止まる…




大ちゃん…電話してみようかな…

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