《MUMEI》

さっきマスオさんは自分の置かれた立場を「生き地獄」と表現した。


ならば、僕がサザエさんから受けた密命を成し遂げれば、マスオさんをその地獄から解放してあげることができるだろう…。


しかしそれは、僕がマスオさんの代わりに地獄を生きることを意味する………。




より過酷な地獄を…。





果たして僕にそんな大それたことが出来るのだろうか…?



僕の物思いをよそに、いつの間にか車は、世田谷通りを抜けて桜新町に帰ってきた…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫