《MUMEI》
呼び出し
「どおした姉さん!呼んだか?」

「ええ。実はアンタにもやはり学校に入る義務はあると思うの。
だから、明日から魔法学校に通ってもらうことにしたわ。
丁度明日始業式だし、荷物は向こうに送ってあるし…
基本的に教科書類は向こうの負担だから、魔石さえもって行けば問題なしよ。
あと、武器も持ってきなさい。
学園長には事情を話してあるから、誰もアンタが『紅き刃』だなんて知らないわ。
思う存分楽しんできてね♪」

「へえ〜。まあ、いざって時はバレてもいいっしょ?
バラすつもりないけど。」

「問題ないわ。アンタが面倒になるだけだから。
さあ、もう行きな。
早く眠って、学校の準備でもしなさい。」

「準備ねえんじゃ…」
ゼノンの言葉を遮るように、ゼノンの周りに魔法陣が展開した。

「お・や・す・み♪」
次の瞬間、ゼノンは自分の家まで飛ばされた。

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